10/22 サウダーヂ初日!
いよいよ初日を迎えた『サウダーヂ』
各回の上映終了後には監督、キャスト、スタッフによる舞台挨拶が行われた。
そしてこの日の締めは、
監督の冨田さん、脚本の相澤さん、
そしてゲストに映画にも出演しているヒップホップクルー「stillichimiya」を迎えてのトークショー。
胡坐を組みながら、緩やかに出会った頃の両者の印象から話しはスタート。
〈国道20号線〉を観た時、映画の内容と自分たちの音楽活動がリンクして
自分たちが音楽でやってることと一緒だと衝撃を感じた。(田我流)
10も歳が違う若い世代の彼ら(stillichimiya)の存在が嬉しかった。
HIPHOPを聴くようになったのも彼らのおかげだった」(富田)
話しは、なぜ地元に足をつけた作品づくりを続けているのかに。
東京で音楽活動もしたけど、そこでも一宮町の事を歌ってたし、
やっぱり東京という地に足がつかなかった。
雑誌に載ってるモノが、東京では買えるのに山梨や地方では売ってなかったりと、
地方が捨てられてる感じがした。今、地方の若いやつには夢がない。
そういう奴らに自分たちの活動が伝われば良いなと思ってる(Young-G)
この他にも様々な撮影秘話が飛び出していました。
そして完成したサウダーヂを実際に出演していた彼らがどうみていたかというと。
一回目観た時はよく分からなくて、何度も観るうちに自分の観点がねじれてきて、
凄い怖い映画だなと(笑)(田我流)
やっぱり富田監督の作品は【いなたい】っすよ(MMM)
ちょっと待って!【いなたい】って?(富田)
これはすごく感覚的なもので、サウダーヂは【いなたい】の教科書みたいな映画(Young-G)
【いなたい】の感覚は是非サウダーヂを映画館でみて体感して下さい!
気付けばトークショーも一時間経過。盛り上がってきたところで終了の時間に。
最後にお客さんから
どこの地方都市も同じ事が起きてるなと感じた。国が壊れる時は地方から始まる。
だから今、地方で起こってる事は最先端なことが起きていると思う。
サウダーヂという映画の中には次への希望がある。だから観て良かった。
この意見に会場から大きな拍手が、
自分が観てきた好きな映画というものは一回観ただけで理解できるものではなかった。
一回で消費される映画ではなく、
人の心の中になにか残る映画を作ろうと思ってサウダーヂという映画が完成しました。
だから何度も観て欲しいと思っています。(富田)
これからサウダーヂのイベントレポートなどを更新していきますので
是非チェックお願いします!!
解放宣伝隊 野田